子供の心は弱いもの。
たまには嘘をつくこともあります。

この間、うちの子も嘘をつきました。
宿題が終わっていないのに、「終わったよ」と嘘をついたのです。

こんな時、どう対処すればいいのでしょう。
正解はわかりませんが、私の場合の対処を書きます。

叱りながら悲しむ姿を見せる

私の場合、大抵「どうして嘘をついたんだ。信じたのに。」という文脈で叱ります。
「さっき宿題をやったと言ったのは嘘だったのか?」と何度も聞き、「自分は嘘をついたのだ」という認識を強く持ってもらい、
「嘘をつかれて動揺した。悲しい。」というメッセージを伝えます。

信頼を裏切ってしまったのだ、と認識してもらったら、叱るのは終わりです。
あまり長々と叱っても良いことは無いと聞きます。
せいぜい、一回5分でしょう。

嘘が生まれる土壌を作っていないか

次に、嘘が生まれる土壌を作っていないか省みてみます。

一般に、子供の周りに嘘をつく人が多いと、子供自身も嘘をつくようになるようです。
当然、子供に影響力が強いのはまず親ですから、自分自身をチェックしましょう。

ウチの場合、とにかく嘘が嫌なので、日頃から、事実でないことや誤魔化した言い方はしないようにしています。
嘘をつかないようにするというのはどの親でも当然やっていることですが、
道徳的に許されているっぽいことでも、言わないようにしています。
例えば、おばあちゃんが亡くなっても、「おばあちゃんはお星様になったんだよ」とかの類のことは絶対に言いません。
本当は星になってはいないからです。
「おばあちゃんはお星様になったんだよ」という一言は情緒的に美しい言葉かもしれませんが、
子供は残酷なほど純粋に疑問をもちます。
「じゃあ、お星様になったおばあちゃんはどうやってご飯を食べてるの?」
といった具合にさまざまな疑問が出てきます。
その度に、嘘を嘘で塗り固めるような羽目になってしまいます。

「知らない」ということをまっすぐ伝える

しかし、周りの人からそのような事を聞くこともありますよね。
悪気も無く、善意からそういう風に言う人も当然います。

「あのさ、おじさんが『おばあちゃんはお星様になったんだよ』って言ってたよ」

と聞かれたらなんと答えるか。

「それはね、死んだ後どうなるかは、本当は誰にもわからないんだよ。
 だって、死んだ人とは誰も話せないから。
 本当はわからないんだけど、『こうなんじゃないかな』って想像して、それを信じている人もいるの。
 おじさんは、『おばあちゃんはお星様になったんだ』って信じてるんだね。
 父ちゃんは、死んだ後のことは誰にもわからないと思うよ。」

と言います。

「知らない」ということを子供に伝えることは怖いことだし、一時的に親への信頼も減るかもしれませんが、絶対的な正解などこの世に無いのだ、という達観を持つ道筋をつけることも子供のためになることだと思います。

私は理系人間なので、ちょっと味気ない子育てをしているかもしれません。
でも、子供の想像力を押さえつけてはいないように思います。

うちの子はよく、「これ、ウソだけどさ、○○が××だったらすごいよね」という言い方をします。
そういう言い方で、突拍子も無いようなことを結構言います。

事実と想像の世界を明確に分けながら、いろんなことを空想して遊んでるのかな、と思います。
これはこれで、間違った子育てではないんじゃないかな?と思っています。